1946年フィラデルフィア生まれのフランキー・べヴァリが地元でロウ・ソウルという名前のバンドを結成したのは1970年でしたがヒットに恵まれず、1971年にサン・フランシスコに拠点を移してメンバーも入れ替えながら再出発を図ります。ここで出会ったのがマーヴィン・ゲイで、オープニング・アクトとしてツアーに同行するようになり、1976年にマーヴィンの提案でバンド名をメイズに変更、1977年にキャピトルからデビュー・アルバムをリリースしこれが全米ビルボードR&Bチャートで6位を記録するゴールド・ディスクとなりました。キャピトルでライヴ盤を含む8枚、ワーナー・ブラザーズで2枚のアルバムをリリースしていますが全て同チャートでトップ10に入る（ライヴ・イン・L.A.のみ12位）という人気ぶりで、ベヴァリのかすれたヴォーカルの魅力もさることながら、その卓越したライヴ・パフォーマンスに定評があります。このルック・イン・ヨア・アイズは4枚目のアルバム、ジョイ・アンド・ペインに収録され、シングル・チャートで29位を記録した曲で、シカゴ・ステッパーからも抜群の人気を誇っています。