1977年に西アフリカのガーナ共和国で生まれたリアン・ベンスンはシンガーの母とギタリストの父を持ち、ガーナ、インド、そして母の故郷である英国へと移り住みました。幼少時よりピアノ、ギター、作詞作曲を始めてはいたものの、ロンドン大学で計量経済学の学位を取得、さらに米国ハーバード大学で経済学の勉強を続けますが、母の看病のため中退、ロンドンに戻り投資銀行で働きながらクラブなどで歌っていたところ、L.A.を拠点とするレーベル、DKGのプロデューサーと出会い、この2003年リリースのアルバム、ゴールド・コースト制作へと話が進みました。全曲リアンの作詞作曲で構成されたアルバムはジャジーなムードの中にネオ・ソウルのエッセンスをまぶしたような内容で、収録曲のセイ・ハウ・アイ・フィールは全米ビルボードR&Bチャートで66位を記録、ステッパーからも支持されるナンバーです。